サニーが部屋に入るとそこにはヤクザから助けた少女とその両親が全身から血を流して殺害されていた。
助けた人物が殺害されてる状況に唖然としているとどこからか拳が飛んできた。サニーは気功波で迎え撃つと拳は消えた。すると今度は突然鉄球が襲ってきたので再び気功波で破壊した。

「もうなんなの?」
サニーが呆れると突然床が波打った。不安定な足元にサニーは立つことができない。
程なくして元に戻り、立つと突然背後から衝撃を受け倒れた。

サニーが倒れると突如一人の男がその場に姿を現した。

「どうやらくたばったみてえだな。」
男はそう言うとその場を立ち去ろうとした。

すると突然背後からマシンガンで撃たれた。男が振り返るとそこにはサニーが立っていた。

「あの刺殺体は何?」
サニーは男に問いかけた。

「あれは組長の俺が殺したんだよ。俺は人間という生き物が大嫌いで自分のためなら何でも破壊しつくそうとする野蛮な生き物を皆殺しにして残った俺らで破壊された自然を取り戻す、それがロギア率いるデッドリーポイズンの野望だ。」

組長ことロギアは自らの野望を明かした。

「みんながみんなそうじゃないの。自然破壊を止めようと努力してる人だってたくさんいるよ。」
サニーは主張を訴えるが、ロギアは聞く耳を持たない。するとロギアは何かを念じると遺体は破裂した。
ロギアの残忍な行為にサニーは攻撃を仕掛けるが、ロギアは一瞬で姿を消した。

サニーは攻撃を仕掛けようとしても姿が見えないので攻撃ができない。ロギアはそれをあざ笑うかのようにサニーを攻撃した。サニーは攻撃を受けたほうに向けて攻撃をするが、透明化したロギアにはすり抜けてしまう。

「残念だったな!俺は透明になるとどんな攻撃もすり抜けるんだぜ。今不死身の俺に何をしようがすべて無駄なんだよ!」
ロギアはそう言うと一方的に攻撃を続けた。ひたすら攻撃を避け続ける防戦一方の戦いにひたすら追い込まれてゆく。
しかしその間にサニーは何かを察知していた。

(見える。攻撃を察知してるうちにだんだん姿が見えてきた。)
サニーは姿をとらえたのか気功波を放った。すると攻撃はロギアに命中し、透明状態が解除された。

「何故だ?なぜ攻撃が・・・」
驚くロギアにサニーはこう言った。

「攻撃を避け続けてるうちに少しずつ見えてきたのよ。」
「こんなことは初めてだ・・・」

ロギアにとって透明状態で動きを見られたのは初めてだったようだが、それでもしぶとく攻撃を続けた。しかし姿を見られた今全て返り討ちにあった。

「こうなったら最後の手段に出てやる!」
ロギアはそう言うと床に飛び込み消えた。するとアジト全体から邪悪なエネルギーが増幅されていったのだった。

続く

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